DAIKO BLUE LABEL 10’S/A Models.其の一と其の二。 |
遅くなりました・・・。
なので、早速、行きます。
スペック一覧及びプライス一覧については、
来週ご紹介いたしますので、本日は仕様について。
まずは1st.リリースとなるBARTLETT(バートレット):エギングロッドから。
―機能美。
素材の組成としては、35t.+40t.カーボン(4:6)という
アークエットに近似したものなのですが、
フィールドスタッフ間はもとより、
営業からの情報でも紹介先の小売店様によって、
‘アークエット派’と‘バートレット派’?というように、
好みのフィーリングが分かれているようです。
アークエットに比べ、バートレットの方が素直に曲がります。
ちなみにスクーデリアは曲がるところと曲がらないトコロのメリハリが
ハッキリしているという特性を持っています。
ちなみに、アークエットやバートレットのお話は先にフィールドスタッフの
増田さんにもご紹介いただいていますので、コチラも併せてドウゾ。
http://ameblo.jp/umizoku-wildlife/
ラインナップは全9機種、8’3’’~9'3''までで、
ML:Sensitive Custom
M:Whip Peformer
MH:Deep Classという3つのパワーレンジのモデルで構成され、
それぞれ、シチュエーションや取り回しの好みを考慮して長さをお選びいただける
ラインナップとなっています。
BARS-83EML BARS-86EML BARS-89EML
MLモデルは、初秋から晩秋までのシャロー攻略、
サイト、晩春のスラックジャークなどに。
BARS-83EM BARS-86EM BARS-89EM BARS-90EM
Mパワーモデルは、マルチパーパスです。
3~3.5号をメインとする幅広い使い勝手の良さをどなたにも
感じていただけると思います。
BARS-83EMH BARS-810EMH
MHモデルは、深場や潮流のキツいエリアでの使用に。
張りが強く、ディープタイプのエギの扱いはこのモデルが最適です。
ガイドは全機種・全箇所Fuji/Kシリーズ・チタンフレームガイドです。
先に挙げたブランクのキャラクターを考慮して、アークエットシリーズよりも
ティップセクションのガイドスパンを短めとしています。
接合部は、最も実用的なフェラライトフェルール(逆並継)、
ローテーパー仕上げで、緩みにくい着脱感を追求しています。
リールシートはFuji/VSS-16、質と実を取って無塗装品を採用し、
グリップマテリアルもかなり削ぎ落とし、最近のウチのロッドの中でも
特にミニマムなデザインとなっています。
来月初旬よりリリースです。
で、2ndリリースとなるのが
CROSSBREED(クロスブリード):シーバス&ショアジギングロッドです。
―シーバスモデル
―ショアジギングモデル
いずれもFUERZASやPREMIERクラスの価格帯でありながら、
スケールメリットを最大限活かしたコストパフォーマンスを発揮し、
いくつかのモデルでは、‘ ! ’という性能・使用感を発揮します。
シーバスモデルのブランクも概ね35t.+40t.という素材構成。
全機種Fuji/Kシリーズ・チタンフレームガイドです。
Topガイドより、T-MNSG T-KTSG T-KLSGという並び。
接合部はフェラライトフェルール(逆並継)。
リールシートはモデル・使用が想定されるリールのサイズに応じて、
VSS-16、17、TCS-17を採用。
バートレット同様、シチュエーションや取り回しを考慮し、
パワー、レングスを好みに応じてお選びいただけるよう
スタンダードなパワー設定で必要十分なラインナップを揃えました。
CBSS-83L CBSS-86L CBSS-93L
ライトパワークラスは小・中型のミノープラッギングに向けた
細身でしなやかなブランクのモデルです。
スッと入って結構曲がりこんでいきますが、
そこはウチならではの曲がるほどに漲るリフティングパワーを発揮します。
余談ですが、使い古されたコピーに、
‘曲げて獲る’というようなものがよく見受けられますが、
逆に曲がらない竿など稀有なので、
どんなロッドでも、ロッドを立てて耐えているだけで、
ある程度魚を浮かすことは可能です。
ただし、本質的な部分で、
驚くほどスムーズに魚を浮かす力を感じられるロッドというものが
そんなに多くはないですが市場には、確かに存在しています。
弊社のロッドに限らず、そんなブランクのキャラクターの部分も考えながら
ロッドをお選びいただくと、釣りはもっと楽しくなると思います。
CBSS-77ML CBSS-88ML CBSS-96ML CBSS-106ML
MLパワーモデルは現在のシーバスシーンにおいて、
もっともスタンダードともいえるパワーゾーンに設定しています。
シャープな使用感を備えつつ、張り過ぎていない絶妙なさじ加減に注力しました。
ベイエリアでのピンスポットシューティングから
大場所でのシャローウェーディングなど、
用途をイメージしていただきやすいレングスを揃えました。
CBSS-100M
往年の銘竿・デスぺラードDS-1002Mをモチーフに、
今風のアレンジをブランクと仕様に加えたパワーモデルです。
と、特化専用機種アレコレ。
CBSC-810M
ベイトモデルです。ミドルサイズのミノーイングから、ジョインテッドクローまで扱える
幅を持たせたパワーモデル。
ガイドはKシリーズ/LCSGタイプのミックスアップです。
CBSS-93LDR
シリーズいちの業物がコレ。
現時点で、海外生産品では類を見ないロッドに仕上がっていると言えます。
およそマルスズキを釣るロッドとしては、
オーバースペックとも感じられる張りとパワーを備えています。
‘LDR’はLONG & DEEP RANGEのアクロニムなのですが、
パワーブレードなどのヘビーウェイトのテールスピンジグなど
ボトムコンタクト系のルアーに特に優れた特性を示します。
しかしながら、ブランクにルアーウェイトをしっかりと乗せきることができなければ、
本来のキャストフィールを発揮することはできないので、
ある程度、アングラー側のスキルが求められるモデルでもあります。
CBSS-99FLAT
ヒラメやコチなど、フラットフィッシュへのアプローチに向け、
リトリーブ中のバイトに対し、早合わせによるすっぽ抜けにオートマチックに
対応するアクションを持たせました。
ロッド全体にはそれなりの張りをもたせてありますので、
極めて軽快なキャストフィールを発揮します。
CBSS-116SRS
全体的に張りの強い磯マル・ヒラスズキモデル。
足場の制約が多いことで、強引なランディングが不可避な状況においても
思い切ったやりとりが可能な強めのモデルです。
コレは結構個人的な好みが反映されています。
強度を保持したまま、もう少し軽量感を前に出せるよう、
先日までイゴイゴしていました。
で、ショアジギングモデル。
まずは、下記の2機種。
ライトショアジギングのハイスタンダードと言うべきトコロを突っ込んで作りました。
CBJS-96M CBJS-98MH
ジグウェイト・45~60gクラスで高い使用感を発揮。
1.5~5kgクラスまでの回遊魚全般に対応する
極めて軽快なキャストフィールと取り回しを備えています。
プレミア・湾岸青物などに比べると、
かなり張りは強めです。
タイドマーク ロッキーショア・TMRSS-98/10が近似コンセプトのロッドとなりますが、
コチラの2機種の方が、多くの方は扱いやすさを感じていただきやすい仕様となっています。
CBJS-110MH
60~80gがマッチウェイトというトコロでしょうか?
ブリ属に対し有効なスピード系及び柔らかいアクションの演出が
容易なかなりマイルドな味付けとしています。
ヒラスズキ&青物兼用のプラッギンロッドとしても使用可。
CBJS-96H CBJS-100H CBJS-100XH
もっともジグ向きなのは96Hです。
80~120gまでのスタンダードからロングジグまでイメージ通りアクションさせやすい
張りはもたせつつ、ある程度ロッドをたわませやすい味付け。
TMRSS-93/14とTMRSS-100/13の中間位のイメージと言えば、
そのフィーリングを捉えていただきやすいでしょうか?
100Hは、たとえるならば、TMRSS-100/13ではなく、
TMRSS-106/12のパワーアップ版と捉えていただいたらよいでしょうか?
負荷に応じて、ある程度、アングラーサイドで
パワーゾーンをジワリと手元に寄せられるので、
ファイト時の不意なミスリードも、フォローを入れるタイミングを造ることが可能です。
100XHは、100Hではタイプがキツいシチュエーションや、
ターゲットがAve.5~6kg、10kgがある程度コンスタントに視野に入るフィールドでの
仕様に向け、若干40t.素材の構成比率を落とし、
破断強度の向上に努めたモデルとなっています。
仕様についての主な特徴としては、
・リールシート
96M、98MHは、シマノ社製リールなら6000番台クラスまで、
グローブライド(ダイワ)社製リールなら3500番台クラスの使用を想定し、
DPS-18を採用。
その他のモデル(110MH、96H、100H、100XH)については、
シマノ社製リールなら10000番クラス、グローブライド社製リールなら4500番クラスの
リールの使用を想定し、DPS-20を採用。
いずれのタイプもKN18、20との組み合わせで、
このカテゴリーのロッドとしては初めて、
シートのねじ山が露出しないタイプとしました。
ガイドは基本的にはFuji/Kガイドシリーズ・Eカラーモデルを採用。
96H 100H 100XHには実釣時の強度面よりも、
携行時(パッキングや渡礁時)の物性強度を考慮し、
Kシリーズガイド(KWSG)ではなく、EMNSG40を採用。
システムへの擦過を避けるため、逆付けで装着しています。
接合部はシーバスモデルと同様、フェラライトフェルールを採用しています。
コチラのクロスブリードは、
8月下旬から9月の中旬ごろのリリースを目処に、現在、鋭意製作中です。
さて、来週はトラッドアーツシリーズをご紹介したいと思っています。
ある意味で、私どもが大事にしている部分をもっとも端的に顕している
シリーズとなります。
バートレット&クロスブリードと併せて、是非、ご期待いただきたいと思います。