DAIKO BLUE LABEL 10'S/A Models.其の3。 |
またまた、時間が空いてしまいましたが、
DAIKO BLUE LABEL商品について、の続きです。
今回ご紹介するシリーズは、
TRAD ARTS(トラッド・アーツ):読んでそのまま、‘伝統芸’です。
このシリーズはタイドマーク同様、
トラッドアーツという冠の中で、シーバス、エギング、バスと、
それぞれにカテゴライズされたシリーズがラインナップされます。
(当然、今後は色々なカテゴリーが追加されます。)
で、まずはコチラ。
シーバスモデルです。
モデルアクロニムは‘TSGS-862L’といった表記で、
T:トラッドアーツ、SG:シーバスゲーム、S:スピニングといった内容です。
ブランクは35t+40tという、分かりやすい軽量感と
シャープな特性を備えたものとなっています。
ラインナップは全8機種。
ベイエリアなどでのライトプラッギングに向けた
ライトクラスはTSGS-832L 862Lの2機種。
一般的なシーバスゲームに幅広く対応していけるミディアムライトクラスは
TSGS-832ML 892ML 962MLの3機種。
そして、これからのシーバスシーンに向け、
最初の一本としても個人的にかなりオススメなのが
新しいマルチパーパスモデルとして考えているミディアムクラスの
TSGS-862M 902M 1002Mの3機種。
コレは、従来のパワーレンジで表すと、
MLよりも強く、Mよりほんの少ししなやか?というものです。
昨今のシーバスシーンを鑑みて、実際に釣りを展開する上で、
より幅広いルアーで、確かな扱いやすさを感じられる
アクションとパワーレンジのさじ加減を追求したモデルになります。
写真では分かりにくいですが、
メインロゴ&スペック印字部周辺はブルークリア塗装。
ティップ~バット上部まではマットブラック塗装で、
シルバー&ネイビー&ブルーメタリックというスレッドワークを施した精悍な意匠。
グリップデザインは、シンプルかつプラクティカルな使用感を重視。
リールシートにはFuji/VSSを選択しました。
モデルごとのパワーレンジ・レングスに応じて16と17サイズを
ベストなセッティングで採用しました。
ガイドはFuji/SuS・EカラーKガイドシリーズを全機種で採用。
既存商品と比べ、システムに干渉しない範囲で小口径&多点装着。
シャープな振り抜け感と、繊細な操作性、トラブルレスを考慮したものです。
接合部は先のクロスブリード&バートレット同様、
高精度のフェラライトフェルールを採択。
で、コチラが同シリーズのエギングロッドラインナップ。
シーバスモデルと比べ、より細身のグリップデザインとなっています。
モデルアクロニムは‘TEGS-832M’という表記です。
シーバスモデル同様、T:トラッドアーツ、EG:エギングゲーム、S:スピニングという内容を表しています。
ラインナップはML、Mという2つのパワーレンジで全5機種。
TEGS-832ML 892ML
TEGS-832M 862M 892Mという
パワーゾーン・レングスだけでお選びいただけるスタンダードなラインナップ。
また、従来商品では採用していなかった、
より繊細なティップアクションを発揮するテーパーデザイン設定を施したものを
複数機種含んでいます。
*件のボートエギング用ロッドの調子とは異なります。
エギングカテゴリーのモデルは、シーバスモデルとは対照的に、
バットセクションにレッドクリア塗装を施しました。
ティップ~バット上部までマットブラック塗装なのは、シーバスモデルと共通です。
ガイドセッティングはアークエットやバートレットに倣った
MNST/KTSG/KWSGというセッティング。
Kガイド、なかなかセッティングには奥深さがあり、
この辺を色々詰めていくのも面白いです。
リールシートはシマノ社製・ダイワ製リールとも2500番台クラスのリール
(シマノ社はC3000番を含む)
の使用をメインに想定し、VSS-16を採択しています。
で、バスロッド。
最近、出展した2回の展示会では、前情報なしに来られる小売店様の半分くらい
のバイヤーさんが、
「?何?またドレッドノートの追加出したの?」
と勘違いされる仕上がり・・・なんですが、実はコレ・・・
凡て2ピースモデルのラインナップなんです。
一部のお客様や媒体関係者さんには、
ここでも露出しようか迷っているマル秘の資料をお見せしたのですが、
一様に ‘ ! ’というステキなリアクションをいただきました。
このところ、2ピースモデルのラインナップが手薄になっていたこともあり、
いつも以上に頑張ってみました・・・?
下手な能書きを垂れる前に、実際に触っていただくのが一番だと思いますので、
技術的な部分には、言及しないでおきます。
コチラはスピニングモデル。
キャスティングモデル。
ラインナップは全10機種、オトナ目線の使えるモデルを厳選しました。
TBGC-622ML 662M 692MH 712M 712H
TBGS-622UL 632L 692L 622ML 702ML
*T:トラッドアーツ、BG:バスゲーム、C:キャスティング(S:スピニング)という
内容を表しています。
ガイドは軽量化とトラブルレスを考慮し、Kシリーズガイドを中心に、
YSGやLNSGガイドの長所を活かしたミックスアップでのセッティング。
で、例えば、TBGS-622ULと622ML。
実際に商品が店頭に並ぶようになったら、
是非、その違いをよくお確かめください。
ガイドセッティング一つ取ってみても、2ピースモデルだからと、
これらの商品ほど突っ込んだことをしている商品は今の
国内バス市場には絶対にないハズです。
この辺にもDAIKO BLUE LABEL商品がタダの海外委託生産品では
ないことをシレっと表現してあったりしています。
なんとか素材とか、なんとか製法とかの前に、
基本的な部分、本質を如何に捉えるか?
私たちはどこまで行っても‘竿屋’であって、それ以上でも以下でもないのです。
で、これらのTRAD ARTSシリーズ、
気になるプライスゾーンなのですが、
概ね、カテゴリーにかかわらず¥18,000~¥19,500(本体価格)を
予定しております。
正直、価格ありきでの竿造りをするつもりは毛頭ないので、
驚くような価格でリリースすることは叶いませんが、
コストパフォーマンスがどうこうではなく、
間違いのないものに仕上げることに注力した私たちの新しいロッド、
是非、お手にとってみていただきたいと思います。
ご期待ください。