大分県 鶴見 >> 棒ウキでのグレ釣り |
16日に、大分県、鶴見へ上物釣りに行ってきました。
今回もフィールドスタッフの仲さんとの釣行。
場所も2週間前に雑誌『釣春秋』でレガリアの取材を行った『カタヘラ』でしたが、
前回は先端側だったのに対し、今回は地よりのポイントへ。
続けて同じ瀬周りに上礁したのは、夜釣りでの大アジ狙いが目的でしたが、今回は全く反応がありませんでした。
この日の満潮は朝7:00
このポイントの本命潮である
下げ潮でグレを狙います。
仲さんは、得意の棒ウキの半遊動仕掛け。
棒ウキタイプでのグレ釣りは今では普通ですが、仲さんは昔から自作の棒ウキで釣りをしていたほどの使い手です。
前回の釣行よりも水温が低く活性は高くありませんでしたが、開始からコンスタントにグレを掛けていました。
仲さんは、45cmクラスの口太を筆頭に2ケタの釣果でした。
私は管付き円錐0号で、ツケエの重さでマキエの中を沈める釣りでスタート。
半遊動でタナを決め、ウキが馴染んでからゆっくり沈めていくという釣り方ですが、
基本は沈めてもウキでアタリが取れるように、タナを調整していきます。
しかし今回は潮がキレ、潜る潮も強いのでやや沈むのが速すぎる状況。
そうなると、ウキが見えなくなった所でバチバチッとラインが走るアタリを期待するところですが、グレの活性が低い割にエサ取りは多く、アタリが取れないままエサを取られて苦戦しました。
この活性の低さなら沈めてタナを探った方が良いと思っていましたが、沈めるせいで目立つのか、仲さんと比較してエサ持ちも悪いように感じました。
エサ取りのアタリが取れない分効率が悪く、そのうえ仲さんが横でポツリポツリながらも掛けるので、1匹釣るまではと思っていましたが、辛抱しきれず棒ウキへ変更。
私も浮かせて待つ釣りをすることに。
ウキは0号ですが、余浮力があるのでG2くらいのがん玉を打ってタナを安定させます。
すると竿1本ちょいくらいのタナで、1投目からイサキがヒット!
おそるべし棒ウキ!!
ややタナが深かったのか、タナを浅く調整していくと、グレらしきアタリも出だしました。
この日はタナ3ヒロ~4ヒロ半くらいとやや深めの釣りで、結果グレは35cmクラスが6匹という釣果でした。
いいカワハギも釣れました。
先にも書きましたが、私の中では棒ウキの釣りは『浮かせて待つ釣り』というふうに位置で付けています。
上下するグレにタナを合わせ、基本的には掛け合わせの釣りをするので、手返しもヒット率も上がります。
先ウキ仕掛けのタナが深い版的な感覚です。
私はもともと管付きを使っていますので、ちょくちょく円錐と棒ウキを変更しながら使っていますが、円錐では離すようなアタリも棒ウキでは離しにくいように感じています。
仲さんに習った棒ウキでの釣りのポイントは主には2点で、
①誘いを頻繁に入れる
棒ウキは誘いを入れても真っすぐ沈んでマキエのラインから外れにくいので、円錐ウキより誘いを入れられる回数が増えます。グレへアピールも増え、仕掛けの張りも作れるので、アタリが良く出ます。誘いを入れたらそのままウキが浮いてこない事もしばしばなので、誘いの効果は絶大です。
また誘いを入れればウキとの距離が常に測れるので、掛け合わせし易くなります。
②グレの掛り方やアタリの出かたでタナをこまめに調整する
呑込まれたり、下顎にかかったりすると、タナが深すぎるので、しっかり上顎に掛るように浅くします。またアタリが少し遠い時にはタナを深くします。
これにより無駄が少ない手返しの良い釣りになり、ヒット率も上がります。
タナを固定しているので、こまめな調整が釣果を伸ばす秘訣のようです。