グレ釣り>>米水津釣行 |
17日に、大分県、米水津へ上物釣りに行ってきました。
渡船は功明丸。
毎年1月10日頃を過ぎれば、グレの活性にもムラが出始め、タナも深くなって行きます。
数釣りが難しくなる代わりに良型が出やすくなるので、この頃からのグレ釣りが一番好きなのですが、この時期の釣行に欠かせないのがムキミです。
ムキミは重たいので、深ダナを探りながら釣る場合につけエサを先行させ易くなります。
今シーズンは忙しく、なかなかムキミを作る暇が無かったので、12月までのグレが良く浮いてくる時期はムキミ無しで釣行に臨んでいましたが、今回はさすがにと思い、準備して行きました。 ※ムキミの作り方は最後に書きます。
今回の釣行は一人。朝5時出船の2便で磯に向かったのですが、1便でのお客さんが多いらしく、半島側から横島周りを右往左往・・・ 最終的に地よりのポイントへ。
瀬の名前は分かりませんが、白子島の湾奥にある離れ瀬へ上礁。
あまり上礁しない所とは思うのですが、水温が下がるに連れて地よりのポイントも良くなるので、そこに期待することに。
この日は夜明け頃がちょうど満潮で、日が上がってからは下げ潮の釣り。
この時期は上げ潮の方が分がいいので、本当は朝から上げの日に来たかったのですが、やっと時間がとれたのでこのタイミングになりました。
夜明けまでわずかですが、上げ潮を釣るため夜釣りを開始。
夜グロは良型がでるので、竿はレガリア1.5号、ハリス、道糸共に3号。
夜は糸ふけの加減が分からないので、ウキとの距離を図るために何度も仕掛けを引っ張ります。重たい仕掛けでタナを安定させたいので、電気ウキは5Bをセットしました。
夜グロ狙いのエサはムキミで出来るだけ大きいものを使います。
とりあえずタナを竿1本と1ヒロくらいにして釣り開始。
初めての場所で瀬際の状況がわからないので、竿1本くらい先を狙います。
潮はほとんど流れずエサもとられない状況でしたが、しばらくするとマキエが効きだしたのか、竿1本半くらいのタナで時々エサ取りがアタルようになりました。
そうこうしている内に気が付けば水平線の向こうは白々と・・・
薄っすら磯も見えだしたので、思い切って先端側の瀬際を狙ってみると、
ウキが勢いよく入っていきました。
「これは本命のアタリだろう!」 と思いっきり合わると、なかなかの重量感!!
竿は1.5号ですが、パワーの有るレガリアでラインも3号。
比較的余裕のヤリトリで無事にタモ入れ。
46~47cmかな?といったところの、良型口太!!! 早速ムキミが活躍してくれました。
ライブウェルに水を汲んだりしているうちにだいぶに明るくなり、次投入した時は
すでにエサ取りがでていました。タナも一気に浅くなったので、夜釣りは終了。
竿をレガリアの1号へチェンジ。
尾長の確率が少ない米水津では、タメやすい1号を好んで使用しています。特にレガリアはパワーが有るので1号でも安心です。
道糸は2号、ハリスも大型に備えて朝は2号。
※ハリスは様子を見てから1.75号へ落します。
円錐ウキ0号の半遊動仕掛けで、タナ2ヒロで釣りを開始。
下げ潮は、かなりゆっくりとした当て潮で、地よりのポイントのせいかエサ取りにキタマクラがたくさんいました。
遠投するしかないのですが、どの角度に投げても手前に寄ってきてエサ取りにやられます。
どうしようもない状況に、途中仮眠を取ったりしながらも、何かしらの変化を待っていると、潮が引いて波をかぶっていた先端側の磯が出てきました。
移動して先端方向を狙うと、
11時過ぎにやっと20cmクラスのグレが釣れました。
このサイズとはいえ状況を打開する1匹に最初は喜びましたが、その後釣れるのは同じサイズばかり。。。
結局上げに入ってからもこの当て潮はしばらく続き、その間釣れたのは20cmクラスが数匹と良型のバリ(アイゴ)。
バリはグレのような引きで叩かなかったので、上がってきたときガックリでした。
キタマクラにもハリを相当取られましたが、ムキミにすると目立って悪いようでした。
この日の回収は16時でしたが、14時を過ぎた頃にようやく潮がゆっくりとした右流れになり、アタリも頻繁に出始めました。
「本命潮キターー!!」 と、今回は出番無しと思っていた、棒ウキを投入!
期待して流すと、一撃ヒット!!・・・が、上がってきたのはまたも20cmクラス。。。
「エサ取りも多いし、地よりのポイントはまだ早かったのか。。。」 と諦めていましたが、
15時10分過ぎに、突然3投連続でエサが残ってきました。
気が付けば潮の色も良くなっていて、「これはチャンスでは!?」 とウキを円錐ウキに戻し、夜グロがヒットした瀬際に大き目のムキミを投入。
沈めて探っていくと、、、、 いきなりヒット!
これまでとは違う手応えに、慎重にヤリトリし・・・
終了間際の40オーバー!!
その後、もう1匹釣ろうと仕掛けを投入しましたが、すでにエサ取りが出てきており15時半に終了。
一瞬のチャンスをものにした、価値ある1尾となりました。
※ムキミの作り方
エビはスーパーで購入します。調べると種類が多すぎて、名前までは分かりませんが、地元ではザッコエビと呼んでいます。
芝エビ(白いエビ)が近所のスーパーであまり売られていないとういう理由もありますが、芝エビより身がしっかりしているようなので、好んで写真のエビを使っています。
サイズ分けしながらムキミにしたら、最後に味の元を少量まぶして冷凍保存します。
味の元は防腐効果の為と聞いていますが、身を締める効果もあると思うので、硬くならないように少量にしています。
殻や頭も、袋にまとめて冷凍し、マキエに混ぜて使います。