イノセント ”ヒラスズキ”ロッドについて |
今回は先月末出荷開始となりました
イノセント ”ヒラスズキ”ロッド
の紹介をさせて頂きます。
圧倒的な軽量感と操作性能の高さが際立つ!
~ 渾身のヒラスズキ専用モデル
イノセントのシリーズコンセプトにつきましては、先月アップしました ショアジギングモデルの解説にありましたように、
タイドマークシリーズに次ぐ上位機種にあたり、
誰もが納得して扱いやすい、 「標準的なパワーや調子設定の高品質ロッド」 を基に企画を立ち上げた、
ハイスペックなスタンダードロッド!
であります。
ブランク – ストームミリアとの違いについて
まずヒラスズキロッドに求めるものは、
1.強風下でもさばきやすいロッド全体の張り。
2.風波やサラシの中でもルアーが食い付いて、しっかり泳がす事が出来るティップのしなやかさ。
という所になりますが、
そんな中で、ストームミリアとの大きな違いはブランクコンセプト自体にあり、
ストームミリアが、
ショアジギングロッドをベースに開発されたパワーモデルであるのに対して、
イノセントは、
シーバスロッドベースにレングス&パワーをプラスした、軽量感と操作性に特化したモデルとなります。
ストームミリアの中でも特に先行で発売されたTMSRS110/11(MH)は、旧ロッキーショアTMRSS110/11がベースになっており、うねりでタモ入れが困難な状況においては、抜き上げや、ズリ上げといったランディングにおいてアドバンテージがあり、また、青物のフィネスアプローチへも切り替え可能なパワーを有しています。
しかしそのパワーは自重にも反映されています。
イノンセントのヒラスズキモデルは、シーバスロッドのような軽量感を出すことを最も重視しながら、シーバスロッドにはないロッド全体の張りの強さとパワーを強調しています。
そしてティップはルアーを引いてテンションがかかると、先だけがスッと入るしなやかさを持たせました。
110MHどうしで比較すると、
ストームミリアTMSRS110/11が青物も視野に入れたハイパワーモデルのため、かなりイノセントが柔らかいような印象を受けるかもしれませんが、
116M-MHどうしで比較すると
自重で比較すると、
TMSRS 110/11=275g / イノセントHS110MH=216g
TMSRS 116/10=250g / イノセントHS116M-MH=221g
※イノセントについて、バットパワーはHS110MHが上ですが、長さの差によりHS116M-MHが重たくなっています。
しっかりとした張りを維持したうえでの軽量化なので、操作性と機動性は抜群の仕上がりで、ファイトにおいてもタメが効かせ易くなっています。
ストームミリアとの趣向の違いも明確に表現できており、かなりの自信作に仕上がっています。
ガイド
リングサイズ トルザイト7~SiC30
※トルザイト7はSiC8と同じリングサイズ。
※TOPガイドはSiC8を採用。
ガイド総数はストームミリア同様に、TOPを除いて7個の仕様。
フレームがダウンサイジング出来る先側4か所にトルザイトリングを採用。
元側3か所はSiCリングを採用。
リールシート
しっとりとした手触りの特殊防滑加工が施されたボディにオリジナルデザインのフードナットを装着したDPSシート18を装備。
ストームミリアにおいてはTMSRS110/11にDPS20、その他の2アイテムにDPS18が採用されていましたが、今回はシーバスロッドのような軽量感を最も意識していたので、敢えてDPS18が装着できるように設計しました。
グリップエンド
アイテム展開
アイテムはHS116M-MHとHS110MHの2アイテムとなっています。
HS116M-MH
シャープ&スマートなヒラスズキゲームの新世代スタンダードモデル。セレクティブなヒラスズキへのアプローチにおいても、的確に、そして繊細にアピールできる操作性に優れています。シャープで胴ブレがなく、20g前後のミノーやシンキングペンシルなどへの細かなアクションも自在に演出。レングスを活かしたアドバンテージで、難攻不落の磯ヒラを様々なアングルから狙い撃ちできる使い勝手の良さが魅力です。
HS110MH
逆風時の悪条件下でこそ真価を発揮するパワーモデル。キャストフィールを徹底的に追及したブランク特性は、圧倒的初速をルアーに与え、向かい風を鋭く射抜き限られたスポットへのアプローチを可能にします。また、無理の効く粘り強いブランクは、ターゲットに主導権を与えることなく、余裕のランディングへと持ち込める高いフッキングレスポンスを発揮。青物混生のフィールドでも臆することなく渡り歩ける一本です。
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