2011年 01月 08日
新製品について① |
大丸興業㈱フィッシングチームです。
今回、まずご紹介するのは・・・
Esquire/エスクワイア
私どものバスロッド商品群において、
新しい基幹機種という位置づけを担う
今の時代を象徴する新しいシリーズとなります。
1st.リリースは、ベイトキャスティングモデル9機種、
スピニングモデル7機種から構成される全16機種のラインナップです。
ラインナップ詳細については、後述しますが、
主な仕様規格については、
①国産の中~高弾性素材を採用した軽量/高剛性のブランク:
モデル毎のコンセプトに応じて24t.~40t.弾性率の素材を
メインマテリアルに採用しています。
ベリーセクション下部~バットセクションにかけて、
K-3ブレイデッドグラファイト(*1)をバイアス(*2)でプライアップ。
テーパーデザインとアクションを考慮した上で、
物理的に肉厚のブランクとしたことで、
キャストフィール/フックセットレスポンスの要となるゾーンの、
座屈強度(ねじれやつぶれ)を向上しています。
*1 クロスブリードシリーズなどでも採用している
大柄の平織プリプレグ(カーボンシート)です。
*2 折柄が斜め45度となっています。
垂直方向に配するより、素材厚や繊維方向からくる
ピーキーな強さを和らげます。
通常のプリプレグでも同様ですが、
外装上の意匠の部分もありますが、これらの配し方一つで
ブランクに張りやしなやかさといったキャラクターに
より色を添えることが出来ます。
ソリッドブランクを用いたソリッドティップモデルや、
一部の弾性を抑えたファストムービング用モデルを含む、いずれのモデルも、
スピーディに立ち上がるパワーゾーンを備えたブランクとなっています。
②Fuji Kシリーズ/ハイテンシルチタンフレームモデルを中心としたガイドセッティング:
モデルごとのテーパーデザイン/アクションを基に、
ベイトモデル/スピニングモデルとも、
形状・口径をパワーゾーンごとに差別化してセッティングしています。
パフォーマンスとコストの両立を考慮しつつ、
概ねのモデルでティップセクションからベリーセクション下部まで
チタンフレームガイドを採用。(その他のガイドにはEカラーフレームを採用しています。)
また、時流的に多くの方がご興味をお持ちだと思いますが、
マイクロガイドセッティングを配したモデルもラインナップしております。
件のマイクロガイドセッティングについては、
・テーパーデザイン/アクションによる取付位置
・ライン別の飛距離/用途別の比較
・ブランクにかかるねじれや取付強度の問題
などなど、用途/目的に応じた、様々なメリット・デメリットについて
今後も追究を進めていくべき課題が多いのですが、
弊社では、いち早く独自の規格で従来規格よりも
小口径・多点設定というガイドセッティングを導入した
昨年の新製品、ドレッドノート・BRDC-711FSXX同様、
巷で流行の兆し?のベイトフィネス用モデル以外での流用について、
確かなメリットが得られるものについては、
さらなる採用の可能性の模索を継続しています。
この辺のお話については、さらに踏み込んだ部分のお話を
近いうちにご紹介する準備がございますので、
今しばらくお待ちくださいませ。
また、スピニングモデルに関して、いくつかのモデルでは、
ここ最近の使用想定ラインの多様化に対応すべく、
近年の私どものバス用スピニングロッドのガイドセッティングと比較して、
キャスト時のライン収束位置をやや変更したものとなっています(*)。
*モデルによりますが、キャスト時に放出されるラインの収束を
割と早い段階で行っているのが、ここ最近のウチのロッドの傾向ですが、
バットからベリーセクションへのガイド口径の並びを
少しマイルドにしています。
③その他の仕様について
リールシートはベイトキャスティングモデルでTCS-16とTCS-17
スピニングモデルはVSS-16を採用しています。
スレッドカラーは、バスロッドでは久しぶりにレッドメタリックを差し色に少し用いました。
グリップマテリアルは厚切りの高硬度コルクを採用。
ラインナップとざっくりしたモデルフィーチャーについては、下記をご参照ください。
スペック詳細については、後日、追記いたします。
ベイトキャスティングモデル
EsqC66L
1/16~3/16oz.、6~8lb.といったタックルセッティングで
機能を発揮するベイトフィネスモデル。マイクロガイドセッティング。
既存モデルでいえば、バロウズ・BRSC-64Lよりも細く、
シャープな操作性を発揮します。
とは言え、レーシー過ぎない適度なパワー設定としています。
EsqC66M
下段紹介モデルの69Mに比べて、しなやかなティップセクションを備え、
ファストムービング寄りの特性を示します。
ジャークベイトなら個人的にはコレがお勧めです。
EsqC69M
バロウズ・BRSC-68Mをシャープにした感じの
3/8oz.クラスまでのライトワーミング/コンパクトスピナーベイトなどに
高い適性を備えています。
EsqC71M
Mスペックモデル中、もっとも繊細なティップセクションを備えた
ファストムービング/ライトワーミングともに極めて高いバランス特性を備えた
ロングレングスモデルです。山5・泡大用?。
EsqC69MH
シャローでのピッチングから、ディープレンジまで、
ジグ/テキサスリグでのアプローチに焦点を当てた
張りのあるシャープな操作性と高感度特性を備えています。
EsqC72MH
MH表記ながら、パワーレンジとしては下段のEsqC71Hと双璧をなす
パワーロッドなのですが、此方は、よりシャープな操作性と
キャスタビリティを考慮したモデルとなります。
ベーステーパーは人気のありました‘アレ’です。
感度優先嗜好の方や、スイミングジグなどにおススメしたいモデルです。
EsqC71H
こちらは上記のEsqC72MHと比較して、より‘粘り強さ’に振ったパワーモデルとなります。
お家芸の‘魚がカバーから勝手に出てくる’カバーロッドです。
1/4~1/2oz.のジグウェイトをティップセクションにスッと乗せられるさじ加減。
EsqC73XH
ティップセクションは適度なしなやかさをもたせていますが、
ベリー~バットセクションには、EsqC71H比、1パワープラスした
ヘビーテキサスリグからミドルクラスのスイムベイトまで
難なくこなすパワフルモデルです。性質的には粘り重視です。
グリップは着脱式です。
EsqC711XH
ベースモデルはドレッドノート・BRDC-711FSXXですが、
ティップセクションを少しマイルドに仕上げていますので、
パンチングのみならず、ディープグラスへのアプローチも
コレ一本で併用できます。
グリップは着脱式です。
スピニングモデル
EsqS61LS
末尾の‘S’はソリッドティップモデルであることを示します。
ベリーセクションの立ち上がり位置がハッキリしているので、
シェイキング時のラインスラックの振り幅をコントロールしやすい
モデルとなっています。
EsqS66ULS
上記EsqS61LSに比べ、より繊細なティップセクションを備え、
極めて素直にベリーセクション中ほどまでベンドしてきますので、
ナチュラルな挙動の演出と食い渋るタフな状況下で、
その特性を発揮します。
EsqS63UL
ソフトティップ:ハードバットという構成で、
‘可変テーパー’なる言葉が生み出されることとなった
近代ライトリグのスタンダードというべき代表的なテーパーデザイン/アクションの
シリーズを代表するモデルです。
ティップのみが入り過ぎない適度なファストアクションで、
ドロップショット(マスバリ)、ネコリグならまずはコチラ。
EsqS63L
バロウズ・BRSC-60L、63Lと近似したファストアクションのモデルですが、
よりストップ感の強いバットセクションを備え、
小気味の良い感度と掛け感を体感することができます。
上記63ULと比べれば、ジグヘッドやオフセットフックでのドロップショット向き。
EsqS69L
EsqS63Lのインチアップモデルとなりますので、適性は良く似たところとなりますが、
レングスによるキャスタビリティを明確に感じられるよう、
ベリー~バットセクションの強さを若干プラスしてあります。
EsqS66ML
操作性を重視し、やや強めの掛け調子を備えたファストアクションのモデルです。
カバー周りやフォーリング主体のアプローチ、サイトフィッシングなど、
ジグヘッドや高比重ノーシンカーワームを用いた釣りに適性を発揮します。
EsqS74M
ウェーディングスペシャルともいうべき、レングスとパワーを備えた
スペシャリティモデルです。
レングスはもとより、力のあるベリーが押し出すキャストフィールの良さは
そのまま、高いキャスタビリティを発揮します。
ロッドストロークを生かしたキャロや、リアクションの釣りにおススメです。
と、以上が各モデルのザックリとしたところです。
気になる価格については、標準小売価格¥26,500~¥29,000を予定しています。
次回はトラッドアーツ(バスシリーズ)の追加モデルについてご紹介します。
今回、まずご紹介するのは・・・
Esquire/エスクワイア
私どものバスロッド商品群において、
新しい基幹機種という位置づけを担う
今の時代を象徴する新しいシリーズとなります。
1st.リリースは、ベイトキャスティングモデル9機種、
スピニングモデル7機種から構成される全16機種のラインナップです。
ラインナップ詳細については、後述しますが、
主な仕様規格については、
①国産の中~高弾性素材を採用した軽量/高剛性のブランク:
モデル毎のコンセプトに応じて24t.~40t.弾性率の素材を
メインマテリアルに採用しています。
ベリーセクション下部~バットセクションにかけて、
K-3ブレイデッドグラファイト(*1)をバイアス(*2)でプライアップ。
テーパーデザインとアクションを考慮した上で、
物理的に肉厚のブランクとしたことで、
キャストフィール/フックセットレスポンスの要となるゾーンの、
座屈強度(ねじれやつぶれ)を向上しています。
*1 クロスブリードシリーズなどでも採用している
大柄の平織プリプレグ(カーボンシート)です。
*2 折柄が斜め45度となっています。
垂直方向に配するより、素材厚や繊維方向からくる
ピーキーな強さを和らげます。
通常のプリプレグでも同様ですが、
外装上の意匠の部分もありますが、これらの配し方一つで
ブランクに張りやしなやかさといったキャラクターに
より色を添えることが出来ます。
ソリッドブランクを用いたソリッドティップモデルや、
一部の弾性を抑えたファストムービング用モデルを含む、いずれのモデルも、
スピーディに立ち上がるパワーゾーンを備えたブランクとなっています。
②Fuji Kシリーズ/ハイテンシルチタンフレームモデルを中心としたガイドセッティング:
モデルごとのテーパーデザイン/アクションを基に、
ベイトモデル/スピニングモデルとも、
形状・口径をパワーゾーンごとに差別化してセッティングしています。
パフォーマンスとコストの両立を考慮しつつ、
概ねのモデルでティップセクションからベリーセクション下部まで
チタンフレームガイドを採用。(その他のガイドにはEカラーフレームを採用しています。)
また、時流的に多くの方がご興味をお持ちだと思いますが、
マイクロガイドセッティングを配したモデルもラインナップしております。
件のマイクロガイドセッティングについては、
・テーパーデザイン/アクションによる取付位置
・ライン別の飛距離/用途別の比較
・ブランクにかかるねじれや取付強度の問題
などなど、用途/目的に応じた、様々なメリット・デメリットについて
今後も追究を進めていくべき課題が多いのですが、
弊社では、いち早く独自の規格で従来規格よりも
小口径・多点設定というガイドセッティングを導入した
昨年の新製品、ドレッドノート・BRDC-711FSXX同様、
巷で流行の兆し?のベイトフィネス用モデル以外での流用について、
確かなメリットが得られるものについては、
さらなる採用の可能性の模索を継続しています。
この辺のお話については、さらに踏み込んだ部分のお話を
近いうちにご紹介する準備がございますので、
今しばらくお待ちくださいませ。
また、スピニングモデルに関して、いくつかのモデルでは、
ここ最近の使用想定ラインの多様化に対応すべく、
近年の私どものバス用スピニングロッドのガイドセッティングと比較して、
キャスト時のライン収束位置をやや変更したものとなっています(*)。
*モデルによりますが、キャスト時に放出されるラインの収束を
割と早い段階で行っているのが、ここ最近のウチのロッドの傾向ですが、
バットからベリーセクションへのガイド口径の並びを
少しマイルドにしています。
③その他の仕様について
リールシートはベイトキャスティングモデルでTCS-16とTCS-17
スピニングモデルはVSS-16を採用しています。
スレッドカラーは、バスロッドでは久しぶりにレッドメタリックを差し色に少し用いました。
グリップマテリアルは厚切りの高硬度コルクを採用。
ラインナップとざっくりしたモデルフィーチャーについては、下記をご参照ください。
スペック詳細については、後日、追記いたします。
ベイトキャスティングモデル
EsqC66L
1/16~3/16oz.、6~8lb.といったタックルセッティングで
機能を発揮するベイトフィネスモデル。マイクロガイドセッティング。
既存モデルでいえば、バロウズ・BRSC-64Lよりも細く、
シャープな操作性を発揮します。
とは言え、レーシー過ぎない適度なパワー設定としています。
EsqC66M
下段紹介モデルの69Mに比べて、しなやかなティップセクションを備え、
ファストムービング寄りの特性を示します。
ジャークベイトなら個人的にはコレがお勧めです。
EsqC69M
バロウズ・BRSC-68Mをシャープにした感じの
3/8oz.クラスまでのライトワーミング/コンパクトスピナーベイトなどに
高い適性を備えています。
EsqC71M
Mスペックモデル中、もっとも繊細なティップセクションを備えた
ファストムービング/ライトワーミングともに極めて高いバランス特性を備えた
ロングレングスモデルです。山5・泡大用?。
EsqC69MH
シャローでのピッチングから、ディープレンジまで、
ジグ/テキサスリグでのアプローチに焦点を当てた
張りのあるシャープな操作性と高感度特性を備えています。
EsqC72MH
MH表記ながら、パワーレンジとしては下段のEsqC71Hと双璧をなす
パワーロッドなのですが、此方は、よりシャープな操作性と
キャスタビリティを考慮したモデルとなります。
ベーステーパーは人気のありました‘アレ’です。
感度優先嗜好の方や、スイミングジグなどにおススメしたいモデルです。
EsqC71H
こちらは上記のEsqC72MHと比較して、より‘粘り強さ’に振ったパワーモデルとなります。
お家芸の‘魚がカバーから勝手に出てくる’カバーロッドです。
1/4~1/2oz.のジグウェイトをティップセクションにスッと乗せられるさじ加減。
EsqC73XH
ティップセクションは適度なしなやかさをもたせていますが、
ベリー~バットセクションには、EsqC71H比、1パワープラスした
ヘビーテキサスリグからミドルクラスのスイムベイトまで
難なくこなすパワフルモデルです。性質的には粘り重視です。
グリップは着脱式です。
EsqC711XH
ベースモデルはドレッドノート・BRDC-711FSXXですが、
ティップセクションを少しマイルドに仕上げていますので、
パンチングのみならず、ディープグラスへのアプローチも
コレ一本で併用できます。
グリップは着脱式です。
スピニングモデル
EsqS61LS
末尾の‘S’はソリッドティップモデルであることを示します。
ベリーセクションの立ち上がり位置がハッキリしているので、
シェイキング時のラインスラックの振り幅をコントロールしやすい
モデルとなっています。
EsqS66ULS
上記EsqS61LSに比べ、より繊細なティップセクションを備え、
極めて素直にベリーセクション中ほどまでベンドしてきますので、
ナチュラルな挙動の演出と食い渋るタフな状況下で、
その特性を発揮します。
EsqS63UL
ソフトティップ:ハードバットという構成で、
‘可変テーパー’なる言葉が生み出されることとなった
近代ライトリグのスタンダードというべき代表的なテーパーデザイン/アクションの
シリーズを代表するモデルです。
ティップのみが入り過ぎない適度なファストアクションで、
ドロップショット(マスバリ)、ネコリグならまずはコチラ。
EsqS63L
バロウズ・BRSC-60L、63Lと近似したファストアクションのモデルですが、
よりストップ感の強いバットセクションを備え、
小気味の良い感度と掛け感を体感することができます。
上記63ULと比べれば、ジグヘッドやオフセットフックでのドロップショット向き。
EsqS69L
EsqS63Lのインチアップモデルとなりますので、適性は良く似たところとなりますが、
レングスによるキャスタビリティを明確に感じられるよう、
ベリー~バットセクションの強さを若干プラスしてあります。
EsqS66ML
操作性を重視し、やや強めの掛け調子を備えたファストアクションのモデルです。
カバー周りやフォーリング主体のアプローチ、サイトフィッシングなど、
ジグヘッドや高比重ノーシンカーワームを用いた釣りに適性を発揮します。
EsqS74M
ウェーディングスペシャルともいうべき、レングスとパワーを備えた
スペシャリティモデルです。
レングスはもとより、力のあるベリーが押し出すキャストフィールの良さは
そのまま、高いキャスタビリティを発揮します。
ロッドストロークを生かしたキャロや、リアクションの釣りにおススメです。
と、以上が各モデルのザックリとしたところです。
気になる価格については、標準小売価格¥26,500~¥29,000を予定しています。
次回はトラッドアーツ(バスシリーズ)の追加モデルについてご紹介します。
by f-daiko
| 2011-01-08 22:24
| ルアー製品について