離島遠征_宇治釣行>>ショアジギング編 |
先日、石鯛・尾長釣り編をレポートした宇治釣行について、
今回はショアジギング編のレポートをお送りします。
======================================================
先週末、宇治群島へ行ってきました。
釣行は一泊二日で、
夜釣りではフカセで尾長グレを狙い、
日中に石鯛釣りとショアジギングを、
上礁した瀬の状況に応じて行う予定。
土曜日午前6時前、サメ瀬のヒナダンに上礁。
この瀬はショアジギングも、石鯛釣りも両方期待大のA級ポイントの一つです。
まずは石鯛釣りからスタートしましたが、
潮が速くなってきたので、午前10時頃からショアジギングで青物を狙う事にしました。
今回ジグ用に準備した竿は今年リリースされる新製品のイノセントJS100H!!
※本当は負担の少ない96Hを準備したかったのですが、展示会等の関係上今回は100Hとなりました。
100Hどうしで比較した場合、ピンピンとした強い張りのTMRPS100/13(H) に対し、しっかりとした張りの中にしなやかさと粘りを合わせ持っているがイノセントの特長です。
キャスト時はルアーが乗せ易く、適度な張りと粘りでジグもプラグも扱いやすいようにバランスを取っています。また、十分なバットパワーが有りながらもファイト時の負担を軽減してくれるブランク設定なので、誰にでも扱いやすい竿に仕上がっています。
キャスティング性やルアーの操作性などショアジギングロッドとして追求するところは同じですが、材料使いとテーパーデザインによって、全く違うフィーリングの竿に仕上がっています。
シリーズの詳細は追々ブログで紹介して行きたいと思います。
またプラッギング用としては、
TMロッキーショアパーガトリー100/12(プロト) を準備。
10フィートロッドのコンセプトは 「ジグとプラグが1本で両方扱える竿」 なのですが、このTMRPS100/12はプラグ(ダイビングペンシル)に寄った調子がコンセプトのため、
よりしなやかなブランクに仕上がっています。
イノセントJS100H と比較してもかなりしなやかです。
フィーリングの違いがあるので一概に言えませんが、
”張り” だけで言えば、
TMRPS100/13>イノセントJS100H>TMRPS100/12
といういう事になります。
ジグの操作でいえば、ゆっくりとした大きなピッチで水平バランスのジグをスライドさせたい時はTMRPS100/12の方が適していると言えます。
逆に短くて速いピッチでもしっかりとジグをアクションさせたい場合は、TMRPS100/13やイノセントJS100Hが適しています。
また表記は12番(MH-H)ですが、バットパワーは13番(H)クラスに近い設定になっていますので、ジグのシャクリ方のスタイルによっても、選んで頂く事が出来ます。
タックルは、ラインPE4号に、リーダー60lb。
まずは80gのジグをチョイス。
潮は当て潮気味の横流れで、水深も足下で40m以上。
潮目も近いので、チョイ投げし、ワンピッチで中層までジャークしたらそのまま回収です。
2投程して底取りし難かったので、次は100gにチェンジしなければ、
などと考えていると、中層でいきなりのヒット!
重量感はあまりないのですが、切り立った瀬の途中にハングが何カ所かあり、そこで擦られているようなので慎重にファイト。
いきなりのヒットにがぜんやる気になり、ジグを100gに換えてすかさず投入。
すると今度は底から2シャクリでヒット!
今度は比べ物にならい強烈な重量感!!
しばらく耐えましたが、糸が出されてラインブレイク。残念!
少しドラグ設定が緩かったと思い、ドラグを締めてリーダーも70lbへと変更。
するとまた直ぐにヒット!
今度はほど良く糸が出て魚を止める事はできました。
これは取れるかなと思っていると、中層付近で頑張られ、
ハングに擦れてラインブレイク。残念!!
このあたりの緩急の加減が、まだまだ経験値の足りないところです。
その後も休憩を取りながらジグオンリーで夕暮れまで頑張りましたが、
2度ほど訪れた強烈なアタリは全てラインブレイク。残念!!!!
イメージが掴めてきた最後のファイトではかなり粘ることができたので、
腕はパンパンながらも、明日の朝こそは一矢報いようと意気込んでいたのですが、
天候が急変し、夜中に無念の撤収となってしまいました。
結局追加出来たのはサイズダウンした2kgクラスのカンパチが3匹。
中層の潮が良くキレているようで、8~16シャクリの間で良くアタッていました。
使用したジグは80g~115gです。
メタルフリッカー
スピードジグLV
撃投レベル
ロングジグの短いピッチのジャークが良い反応だったように思います。
また、腕が疲れてへなちょこに回収しているジグにも1.5kgクラスのイソマグロの子供や3kgクラスのGTの子供などが掛ってきました。
さすがの魚影の濃さに離島の海を充分満喫出来ましたが、
一矢報いる事は叶わず、
切ない気分で帰路につくこととなりました。